熱抽出法を利用しての水素濃度の測定は、鋼、鋼合金、銅および他の金属の特性に関係する特別な要件です。ELTRA社のH-500は、これら金属の迅速で正確な水素測定が可能となるようにデザインされています。
H-500分析計は熱抽出法を使用します。石英チューブの抵抗炉により、1℃刻みで1000℃までの温度を設定することができます。 H-500の通常の動作範囲は900℃~1000℃です。
ELTRA社のH-500は、お客様のご要望に合わせてカスタマイズすることができます。様々なアプリケーションに対し、高精度な分析を行うため、2つのレンジまで検出器の感度を設定できます。
合金, 銅
, 鋼
H-500の操作は容易かつ安全です。電子天秤でサンプル重量測定後、リンクしたPCに転送されます。H-500のソフトウェアから手動でのサンプル重量入力も可能です。
サンプルは水平炉の冷却ゾーンに投入します。分析開始後、炉は上向きに回転しサンプルが加熱ゾーンに投入されます。キャリアガスとして窒素を加えることにより水素が拡散され、高感度の熱電導度セルに導入されます。
典型的な分析時間は3~15分です。検出器の信号と装置パラメータは分析時に画面表示されます。信号および結果表示の評価は自動的に実施されます。 データはラボラトリー情報管理システム(LIMS)に転送することもできます。
H-500に必要なメンテナンスは最低限です。粒子フィルターおよび試薬の交換も非常に簡単です。
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